ドイツの働き方から学べ 仕事とはなんだろう

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発売日 2024/9/30    出版社 すばる舎  著者 西村栄基 

ドイツ人はなぜ、限られた時間で最高の効率を発揮し、結果を出せることができるのか?わかりやすく解説してある本作です。

 

1. 労働時間が短いのに生産性が高い

• ドイツでは、年間の平均労働時間が約1,300時間と日本の約1,600時間より300時間以上少ない。

短時間で集中して働く文化が定着。

• 「残業をする=評価される」という考え方がなく、むしろ非効率とされる。

• 生産性(労働者1人当たりGDP)が日本の約1.5倍。

• 働く時間よりも成果に重点を置く「成果主義」が主流。

2. 休暇を重視し徹底活用

年間6週間以上の有給休暇(法律で最低24日保証)が当たり前。

• 休暇消化率は100%近い。

• 日本では有給取得率が50%を切ることも多いが、ドイツでは未消化の休暇は法律違反に近い感覚。

• 休暇中の「完全オフ」が徹底される:

• 仕事のメールや電話への対応を禁止する企業も多い(「デジタルデトックス」文化)。

• 自然や旅行を楽しみ、心身をリフレッシュさせることで労働意欲を維持。

3. ワークライフバランスを重視

• 「仕事は生活の一部に過ぎない」という考え方が根付いている。

• 働く目的は「家族との時間」「自己実現」「趣味の追求」などのため。

• 仕事に使う時間を最小限に抑え、プライベートを充実させることが最優先

• 子育てや介護と両立しやすい制度:

• 育児休暇や介護休暇の充実(育児休暇は男女共に利用可能)。

• フレックスタイム制や在宅勤務が一般的。

4. 効率重視の働き方

• 無駄を省く具体的な取り組み:

• 短時間で明確な目標を持った会議(ダラダラ長引く会議は嫌われる)。

• タスクを細分化し優先順位を明確化。

• 集中力を保つための工夫:

• 1~2時間ごとの適切な休憩。

• ポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩など)を取り入れる企業もある。

• 残業は例外的対応であり、基本的に法律で厳しく制限される。

5. 法律と制度による支援

労働時間の規制

• 1日の労働時間は原則8時間、週最大48時間(休憩時間含む)。

• 残業は月平均10時間程度とされ、恒常的な長時間労働は違法。

休息時間の確保

• 1日の労働後は連続11時間の休息が義務付けられている。

• 休日労働は基本禁止で、特別な許可が必要。

家庭を支える制度

• 子育て支援金、医療費無料、教育費負担軽減などが整備され、家庭の負担を軽減。

6. チームワークを重視

• 個人主義ではなく「チーム全体の成功」を優先:

• 役割分担が明確で、お互いの強みを活かす。

• チーム内の信頼関係を重視し、無駄な競争を避ける。

• 意思決定は合理的でスピーディー:

• 個人ではなくチーム全体で意思決定を行い、責任を分担。

日本とドイツの違いから学べること

1. 長時間労働への依存からの脱却

• 「長く働くほど偉い」という価値観を見直し、短時間で効率よく成果を出す文化の醸成が必要。

2. 休暇の活用を奨励

• 有給休暇を取得しやすい職場環境の整備。取得をためらう風潮を改革する必要がある。

3. 法律や制度の見直し

• 日本でも労働時間の制限や休息時間の確保を強化し、働き過ぎを防ぐ法律の施行が求められる。

4. 効率的な業務プロセスの導入

• 無駄な会議や報告を減らし、短時間での意思決定を促進する仕組みを取り入れる。

まとめ


ドイツの働き方は「少ない時間で効率よく働き、しっかり休む」ことで、結果的に高い成果を出す点が特徴です。日本においても、労働環境や働き方の意識改革により、より持続可能な社会を築ける可能性があります。

感想

自分もそうだけど

10時間労働は当たり前だし、どんどん仕事が増えていく。

その上ルールは増えていくばかり、ますます残業が増えていく。

有給は取りにくい、急に休めない、なんて悪循環なんだろうとね

まぁ〜仕事なんていっぱいあるし

次々自分に向いているところに行くのもええかもね☺️笑笑

コメント

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